活動記録

上海で水産セミナー・商談会開催

2017.7.19

海外

水産物・水産加工品輸出拡大協議会は、上海で、山本農水大臣ご臨席による『日本産食材試食等PRイベント』に参加した。この催しは、上海花園飯店(ホテルオークラ)グランドボールルームにて、JETRO主催により、外食や卸し、小売業の現地バイヤーや、有名ブロガー、マスコミ関係者等も招待され、開催された。協議会に同行し、商談者として参加いただいた、企業は、養殖魚等の輸出もを手掛けている、(株)ニシウオマーケッティング様と練り製品メーカー大手のフジミツ様とグループ企業の魚嘉様、中国山東省威海市の合弁企業 栄成藤光食品様にご参会いただいた。

参加団体は水産以外に、全米輸(お米、お酒、米菓)と全国菓子輸出促進協議会団体及び、日系中国進出企業8社も参加した。

13:30から受付開始され、来場者が続々入場してきており、関心の高さが窺えた。14:00より開会となり、MCより開会が宣言され、山本大臣が紹介された。続いて山本大臣が、壇上に上がり挨拶と日本産の食材を、お米、お酒、水産品、菓子の順に説明され、もっと日本の食材を食べてほしいと要請した。続いて3名の来賓挨拶があり、中国農業委員会陸副主任、在上海日本総領事館片山総領事、上海飲食調理協会沈元会長がそれぞれ壇上で挨拶した。その後VIPによる写真撮影が有り、高知県岩城副知事の挨拶と乾杯で商談会がスタートした。


▲山本大臣挨拶

壇上では商談会と並行して、品目別輸出団体の代表が、白須会長、全米輸木村会長、菓子輸出促進協議会馬場常務理事がそれぞれ挨拶し概況について簡潔に語った。白須会長の挨拶の主旨は、世界は和食ブームに沸いており、和食は寿司、刺身、天ぷらと水産物無くては語れない。昨年の香港を含む中国から来訪者は800万人と大幅に増えているが、築地等で和食を堪能して、帰国後も和食を食べたいと思われる方も多いはず。香港を含めた日本産水産物は1,220億円と全体の半分弱を占める。しかし残念ながら真珠、乾燥ナマコ、ホタテの3品目で2/3を占め、本格的な和食向けの食材は少ない。今回は、ブリや真鯛等の養殖魚やカニカマボコ等の練り製品を紹介するので、和食の素晴しさについて理解を深めてほしいいとして挨拶を締めくくった。

品目別輸出団体の代表の挨拶のあと、相談タイムとなり、大臣は各ブースを訪問され、出展者を激励されるとともに、来場者に試食を進めるなど、閉会の16時ごろまで、精力的に会場内を巡回された。

この間、14:50頃より、水産協議会のセミナーとして、メインステージ前でニシウオマーケッティングの大橋部長と烟台源泉食品有限公司より通訳を兼ねて参加いただいた、梁総経理の説明で、ブリの解体ショーが実施された。


▲手前が、ニシウオマーケッティング様(養殖、鮮魚)で、奥がフジミツ様(練り製品)

商談会は盛況のうちに閉会の時間となり、JETRO上海の小栗所長の閉会の挨拶があり、来場者は名残惜しそうに三々五々退場していった。

JETROのその後の発表によると、来場者数は、中国人約150名、日本人約50名と合計200名となり事前予想の150名を上回った。

商談については、成約こそなかったが日本食材に対する関心の高さも有り、短時間の商談時間ではあったが、名刺交換を含め商談件数30件以上となった。

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