活動記録

LA商談会報告

2017.2.27

海外

LA商談会報告(2017年2月27日)


▲商談会場のMiyako Hybridホテル

ロサンゼルスのMiyako Hybrid Hotelで、水産物・水産加工品輸出拡大協議会主催、Jetro LA事務所と米国日本食レストラン協会後援で開催した。本協議会が北米コンサルタント会社としてMS Rserch社の協力を得ながら、北米では初めての商談会である。前週に、Jetroと共催でホーチミン市で開催した商談会と同様、全国で8回開催された、加工事業者と商社等の輸出に向けた商談の流れを受けたものである。この国内商談会に参加された団体を中心に、10社の応募が有り、この10社に参加いただいた。参加した会社(敬称略)と主要食材は、(株)三崎恵水産(まぐろ)、イヨスイ(株)(ブリ、しまあじ)、(株)うおいち(鮮魚、冷凍魚)、森松水産冷凍(株)(ぶり)、東邦物産(株)(まぐろ、いくら)、水野水産(株)(揚げ蒲鉾)、大栄フーズ(株)(トビコ、中華くらげ等)、(株)八葉水産(メカブ、モズク)、(株)亀和商店(鮮魚、冷凍魚、加工品)、日本水産(株)(銀鮭、明太ソース等)である。

商談会当日、9時過ぎから会場の準備を開始し、オリエンテーションや、ブース準備、MCのMs.Doreaによるインタビュー形式の各ブースのビデオ撮影などを実施し、商談に備えた。空輸サンプルで、FDAの許可が下りず、当日朝の時点で会場に届いていない食材もあり、肝を冷やしたが、何とか昼までに許可が下りて商談に間に合わすことができた。


▲Nissuiブース、日本から1名北米関係会社から


▲商談準備とMCによる事前インタビュー収録(イヨスイ)

受付は14時から開始し、14:30から商談会を開催した。まず、本協議会の今野事務局長が挨拶を兼ねた、日本産水産物の米国向け概況を話し、次に、MS Reserch社の協力者で、永年米国の日系の商社で、日本からの水産物の輸出入を手掛けてきた、Jesse Hiraki氏による、“What Seafood American Consumers Looking For”と題した、米国水産物マーケット分析とその傾向について講演していただき、出展者と来場者の注目を集めた。


▲今野事務局長開会の挨拶 出向者2名参加し、計3名で対応。


▲米国コンサル協力者 ヒラキ氏による講演

15時から、Sushi Chef Institute の松田校長の調理デモを実施し、ブリシャブ、ハマチポキ、ホタテデンガク、本マグロトロ漬けのシューのせを調理し、試食した。


▲Sushi Chef Institute松田校長による調理デモ


▲ブリシャブ、ハマチポキ、ホタテデンガク、本マグロトロ漬けのシューのせを調理し、試食


▲料理デモ試食風景

15時半ごろから、出展者の簡単な紹介ビデオを見ていただき、15:45頃より各ブースにて商談を開始した。当日の来場者は計63名で、業態別には、商社・問屋等24名、外食関係者(料理人、レストラン経営、その他)19名、メディア関係4名、ブロガー・ユーチューバ―3名、コンサル(レストラン、料理)3名、その他20名であった。人種的な分類では、東洋系が圧倒的で7割、白人とヒスパニックがそれぞれ1割程度。


▲商談風景。東洋系の方が多かった。

商談については、出張者10社で、件数50件。成約見込み金額51百万円であった。成約見込みが多かったのは、養殖魚、揚げ蒲鉾、海藻・濡れ珍味であった。出展10社の参加後の5段階評価は、⑤大変良かったが1社。④良かったが7社。③どちらでもないが2社で、平均3.9ポイントとなった。

商談は熱心に行われ、予定通り18時まで継続し終了した。後方ずけを済ませ、意見交換会をホテル近くのイタリアンレストランで会費制で実施したにもかかわらず、11名が参加され、熱心に情報交換されていた。


▲ブリ握りの大皿に興味津々

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