中国青島シーフードショーにおけるセミナー(2019年10月)
2019.10.30
日時 10月30~11月1日
場所 中国 青島
「China Fisheries & Seafood Expo 2019」のジェトロジャパンパビリオンに出展し、セミナーと孫出展者による商談をブース内で実施した。今回の孫出展は3社で、出品はそれぞれ、尾鷲物産 ブリセミドレス、ブリトロ(ハラミ)、蓄養クロマグロ、ショクリューが釣り太刀魚R、冷凍ブリR等、熊本県海水養殖漁業協同組合が天草桜鯛F、天草ブリF、天草シマアジFを展示し商談した。
主催者発表によると、見本市会場の青島国際展示場へ来場者は3日間合計で39,414人(対前年比+9%)、来場者国102か国(+3%)、出展面積45,171平米(+25%)出展者数1,545社(+3%)、出展国51か国(+13%)、であった。同時期に一帯一路政策で、上海にて第1回中国輸入博覧会を開催していたため、相当来場者や出展者が減るのではと危惧していたが、結果昨年よりも増加しており、3日間滞在した感触でも昨年と同等の来場者が有ったとの印象受けた。増えた要因として、今年から青島市営地下鉄が、国際展示場まで伸び、大変便利になったことがあげられる。
初日10時から11時半まで、デモブース内のキッチンスペースで料理デモの為の仕込みを開始し、商談スペースは商談用として各出展者共用とした。11時半から協議会会員の全国養殖魚輸出振興協議会(ニシウオマーケッティング)の大橋部長による、ぶりラウンドの卸し方デモンストレーションをラウンドからお造りの盛り込みまで15分ほどで手際よく実施した。
次に国際寿司知識認証協会の風戸会長による寿司セミナーを、実演を交えて約1時間かけて実施した。まず寿司の歴史に始まり、包丁の種類と使い方と砥方、手酢を使うことでの衛生面を強調、寿司飯の作り方、刺身の切り方等多岐にわたる内容であった。特に来場者の喝采を浴びたのは、若い女性をブース内に入れ、腕に乗せたきゅうりを包丁で一刀両断にするパフォーマンスで、3度に1度は失敗する等冗談を交え、会場の注目を集め場を盛り上げていた。次に台湾のワールド寿司カップ代表の張シェフにより、ぶり、ホタテ、真鯛の寿司にぎりデモンストレーションと、聴衆が待ちに待った試食及びアンケートを実施した。
何れも黒山の人だかりで、熱心に動画を撮影する来場者が多かった。セミナーはアンケート回収が終了するまで約2時間を要した。1時半から2時までの30分は、(株)うおいちによる商品説明、特に誘電冷凍器による真鯛や平目の冷凍製品は生(ノンフローズン)と変わらないことを強調した。次に、ヤマサ蒲鉾(株)のプロモーションビデオの上映とカニカマの握りを来場者に振舞った。
2回目のセミナーは1回目と同じ内容にて実施し、2日目も同様に実施した。3日目は
16時には閉会となる為1回のみ実施し、3日間でブリ、ホタテ、真鯛の試食それぞれ約800食、アンケート525枚を回収した。
▲大橋部長によるブリ卸し盛り付け実演(左)/▲風戸会長による寿司セミナー(右)
▲若い女性の腕に乗せたきゅうりを一刀両断(左)/▲ブリ、ホタテ、真鯛/しまあじの寿司にぎり試(右)
▲(株)うおいち宮原さんの商品説明(左)/▲ヤマサ蒲鉾のカニカマ素費握りと試食(右)
▲2枚組のアンケートを熱心に記入する来場(左)/▲会場正面入り口(右)
展示会場 ジャパンパビリオンはE2号館 リゾート開発構想図